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2012.08.06

色の時感|vol.58

すっかりご無沙汰してしまいました。
それでもふと、このページを訪ねて下さった方、ありがとうございます。
みなさんが、皆さんの大切な方々が少しでもお健やかでいて下さったら嬉しいです。

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最近私は、宿坊と言う番組で一泊お寺に泊めていただき座禅を組む、
という体験をしました。
この座禅、正直、こんなにつらいものだとは思いもしませんでした。
じっと座っての長時間なんて、日常ではなかなかありません。
こんなに大変なら、少しくらいは悟っても良いのでは?と思いますが
残念ながら無心になるどころか頭の中で色々グルグル廻って足も体も痛いし、
睡魔も襲ってくるしで、やはり私は煩悩の塊であり、ただの人、でありました。
でも、和尚さまが、座禅で悟った人は一人もいないといわれて
正直ホッとしたり。
なんと座禅が終わって立ち上がる瞬間に悟りを開いた方がいらしたというのには
驚きましたが。
和尚様曰く、何のために座禅を組むかと言うと、「動のために静を知る」のだそうです。
たしかに、日常あわただしく動き回り、自分と向き合うときはなかなかありません。
目の前のことをこなすのに精一杯で、いろんなことが後回しになったり、自分の傲慢さと
向き合う時間も少なくなっています。
そんな中での、座禅。
静かな時間の中で、今の自分が次から次へと、目の前に現れていきました。
そんな中で大切なことも見えてきたのです。

和尚さまは、「心のかなめを持ちなさい」とおっしゃいました。
これは、扇子のかなめ(留め金の部分)のように、
しっかりと自分にかなめがあれば、ぶれずに、どう生きるか見えてくる、
ということなんだそうです。
私の中で見えた大切なこと。心のかなめ。
それは、私の大切な人たちのために生きたい、誰かのためにお芝居をして、その方たちが
喜んでくれたら、嬉しい。
そんなことでした。

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もちろん、どう生きたらいいのか、いつも迷いや不安、葛藤はつきません。
でも、自分の今の事実を明確に知ることで、私は、少し強くなった気がするのです。
もともと、ネガティブで根暗な人間で今でも性質が変わったとはいえないけれど、
どこかで、生きる、という覚悟を決めたのだと思います。
嫌なことつらいことはあります。順風満帆なんてことは決してなくて、落ち込んだり
泣いたり、いまだ沢山あります。
でも、苦しみと闘ってる人、自分と闘っている人は沢山いて、
そんな方たちに励まされる日々。
いつもみなさんに勇気をいただいているので、
私もいつもどんなときも笑っていたい。励ませる側になりたい。

「笑う門には福来る」ですよね。
皆が心からの笑顔でいられるよう願いながら
私もできることを一生けん命しながら、ひたむきに、笑っていたいと思います。
どうせシワができるなら、笑いシワができたほうがいいですものね(笑)

「笑う門には福来る」
みなさんが笑顔で夏を乗り切れますように。。。

2012年 盛夏
多江