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2008.03.19

色の時感|vol.50

頬をなでる風が優しくなり、春の気配に心も温かくなるようです。
皆様、しばらくぶりですがお元気ですか?
心も体もお健やかだと嬉しいです!
先日の誕生日には、温かいメッセージや素敵なプレゼントを
本当にありがとうございました。
沢山の方々に支えられてるんだ、と改めて実感し、
心が温かく幸せな気持ちで一杯になりました。

今日は皆様に感謝の気持ちを込めながら、昨年私に起こったことを通して、
今感じてることをお話しようと思います。
それは「オーラの泉」から始まり、ナレーションの仕事、
そしてドキュメンタリーで行った旅や、芝居することが
辛くなった事や数々の不思議な体験を通してです。
私は今まで、自分は何の為に生きてるのか、自分の存在はどこに向かうのか、私とは何か、
ずっと自分探しをしてきました。
そんな中、声にコンプレックスのあった私は、ナレーションをしたいとふっと思いました。
すると何故か、生と死を扱うナレーションばかりが私の元にきました。
実際にナレーションをしようとすると、何度も泣いてしまってなかなか進めない。
そのドキュメンタリーに出ていらっしゃる方々の生と死に立ち向かってる姿は、
なんて美しいのだろうか。
気がつくと私は、沢山の生きる勇気を頂き、励まされていました。

tae0703

昨年夏、「千の風になって」の詩と共に、家族を失った方々に出会っていくドキュメンタリー出演の話がきました。
その旅で沢山の方々から言葉を頂き、再び生きるとは何か、と向き合いました。
子供二人を亡くしたネイティブアメリカンの方が、

同じく子供を亡くした方の為トーテムポールを彫っていました。
その彼に「僕がトーテムポールを彫るように、君にしか出来ないことが必ずある」と言われました。
私にしか出来ないこと・・・。
その言葉に”どの人にも必ずその人の生きてる意味があるのだ“と確信しました。
私にしか出来ないことはまだわからないけれど、今出来ること・・・
例えば、優しい言葉をかけてあげたり、背中をちょっとおしてあげたり、出来ることはある気がします。
・・その旅で“私は生かされてるんだ”と深く感じたのでした。
20代の頃は、芝居でしか自分の存在理由が見つけられなくて、
芝居がないと生きられないと思っていました。
でもそれは、ファンの方々がお手紙やメールで励ましてくださったから、
芝居する意味が見出せたし頑張れた。
家族や友人がそっと影から見守ってくれたから、芝居すると嬉しかった。
ただ、芝居出来れば良かったんじゃなくて、
沢山の方が支えて下さったから、お芝居が出来たし、生きられたんだと改めて思います。
私は本当に沢山の勇気を頂いて、生かされてきたのです。
だから今は全てに感謝の気持ちです。
優しい雨の音も、雨上がりの木々や
空が美しい事も、花が咲いてる事も。
嫌な事、理不尽な事は沢山あるけれど、美しい事や心が温かい人もいる。
もちろん怒ったりするけれど、笑ったり出来る。
人は一人じゃなくて沢山の人と繋がってるし、自然と共存している。
そう考えたら生きることは大変でも、ずっと素敵なことになりました。

これが今の私。
沢山頂いた分、少しでもお返ししたい。
私にしか出来ないことを探しながら、今出来ることをしていきたいと思います。

まもなく映画の撮影です。
緊張していますが、また新たな出会いの始まりです。

 

皆さんの心が温かく、笑顔でいられますように、いつも願っています。
朗らかな春をお迎え下さいね。

 

                                                                             多江