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2001.04.15

色の時感|vol.16

桜が散るまで心に焼き付けようと眺める毎日、
皆さん、宴会しましたか?

今まで桜はふんわりと優しいイメージでしたが
とっても激しい花でもあったんですね。
夜桜はまるで乱舞しているようで、私の身体中の
血がざわめいて、裂けた口に飲み込まれる様でした。
まるで鬼のよう・・・。そう言えば
‘桜の木の下には死体が埋まってる”って・・・。
・・・日本人の血には、桜のように‘ふんわり”と
‘激情”が同居して流れてる気がする。だから自然と
惹かれてしまうのでしょうねえ。

taesakura

この季節花だけではなく、桜の柄にもやたら
目がいってしまいます。私の好きな器や
小物も桜が散りばめてあってかわいいんだぁ♪
と、ついつい私のお金も散って行くぅ・・・
・・・違う意味で淋しい?!
でも、本当に自分の好きなものに囲まれていくって
幸せなんだなあ。それが例え100円でも拾った石や
貝でも、思い出が加わったりして自分にとって
価値のある物であればそれは大切な宝物。
本当に大切なものに囲まれていると流されて
しまわない気がする・・・。
でもお花見、宴会で飲みすぎてもこの季節なら流され
ても 良いかなあ(笑)
そんなあなた、身体にだけは気を付けて移りゆく春を
多いに楽しんでくださいね♪


またお目にかかりましょう。
多江