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2016.01.04


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|その弐拾参

高度に進化したAI は、単なる新しいテクノロジーだけに留まらない。
その先には人智を越えた世界が待っている!の続きです。
2045 年に何が起こるか、段階的に追って行きます。
まず、前回最後にお話ししたように、このままAI の研究開発が進んでいけば
早くて15 年後には人間と同じレベルの「知能」を持つAI、
すなわち人工汎用知能(以下、AGI:ArtificialGeneral Intelligence)が生まれると
言われています。それは非常に難易度の高いことではあるものの、
遅かれ早かれ必ず達成されるとほぼ全てのAI 研究者が考えているそうです。
ひとたびAGI が誕生するとそこから一気に動き出します。
人間が生み出したそのAGI は人間と同じレベルなので、人間がさらに賢いAI を
作り出そうとするのと同じように自分よりさらに賢くなるAI を生み出すことができます。
つまり自分自身の「知能」をより高くすることができるのです。
そして、ついに人間より「知能が高い」AI である
人工超知能(以下、ASI:Artificial Super intelligence)が誕生します。
つまり、「現状のAI<人間=AGI<ASI」ということになります。この人間より賢いASI は、
人間よりも効率良く、さらにずっと賢いASI を作り出すことができることになります。
さあ、ここからが既存の生命体ではないAI の真骨頂です。この後も改良を加える度に
ASIはどんどん賢くなっていくわけですが、さらに賢いASI を作るにあたり、人間とASI の
作業成果を比べると、そこには大きな違いがあります。
まず、ASI も含めAI というものは休んだり眠ったりしません。
1 日24 時間365 日働き続け、研究し続けることができます。
考えてみてください。
人間よりも頭の良い、つまり、世界最高の科学者よりもずっと高い「知能」が
休みなしで研究し続けるのです。
それだけでもスゴいことですが、AI にはさらに大きな利点もあります。
天才的な科学者はそうやすやすとは現れませんが、AI はプログラム(データ)なので簡単に複製することができます。
容易に世界最高の科学者の何倍も「知能」の高い「研究チーム」ができてしまうのです。
10 人のチームかもしれないし、1000 人のチームかもしれません。
そしてもう一つ、これが最も大きな違いになるかも知れないのですが、
思考を進めるスピードがまさに桁はずれです。人間の脳細胞は1 秒間に200 回(200 ヘルツ)程度シグナルを出しているそうですが、ASI のCPU(プロセッサ/中央演算処理装置)の場合は
同じようなシグナルを(2015 年現在ですら)1 秒間に4 兆回(4 ギガヘルツ)出すことが
できます。
つまり、人間の脳細胞の作業時間1秒は、ASI にしてみれば400 億秒分(1260 年分)の
作業時間というわけです。
仮に人の脳細胞と同じ数の演算装置(基本回路)を構築できたなら、
理論上たった1 秒の間に人類最高の頭脳の何倍も賢い「知能」が1000 人がかりで
1260年間1 日も1 秒も休まず研究した結果と同じ成果が得られるのです!!!
一度人間と同じレベルのAI(AGI)を生み出せば、その後は人間の代わりにそのAGI が
ASI を生み出し、そのASI は人間が想像もつかないスピードと効率で新しいレベルの
テクノロジーを開発し続けるということです。
それ故に、AGI は人間が発明する最後のテクノロジーと言われているそうです。
この予測不能なほど爆発的なスピードで科学技術が発達し始める地点(タイミング)
のことを、「シンギュラリティ」(技術的特異点:TechnologicalSingularity)
と呼んでいます。
「シンギュラリティ」は、今からたった30 年後、2045 年に起こるとされていて、
その後は、難病治療や老化防止、高度に整備されたインフラ、環境問題、食料問題、
果ては宇宙開発に至るまで、人類がまだ成し得ていないあらゆるテクノロジーが実現されていくと考えられているそうです。
例えば、物質を原子や分子のスケールで自在に制御する技術であるナノテクノロジーなどは、
有用性が大きく大変期待されてはいるものの、現在の科学力では到底太刀打ちできない高い壁があります。
ASI はそれすら早い段階で実現するだろうと考えられており、ナノテクを今の人間の知能で
押し進めるより、先にASI を誕生させて、その後ASI に実現してもらうべきだと考えている
科学者もいるぐらいなのです。
まさに想像もつかない素晴らしい夢のような未来の世界が待っている!
と感じられたと思います。
が、ここに冷静に考えなければならない問題があるのです。
有史以来、人類が一度も対峙したことのない、決定的かつデリケートな難問です。
その詳細は、また次回を楽しみに!
…いや、怖すぎて楽しめないかも。。。


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