こちらは自動翻訳機能となりますので、翻訳が不十分な場合もございます。予めご了承ください。

Blog

2014.04.03


Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/yougooffice/www/yougo2016/wp-content/themes/yougooffice/single-blog.php on line 23
|その拾

目にもとまらぬ速さで動くのは、実は可能なことだった!の続きです。

さあ、ここからは見る(見えない?)人側からの話です。
生理学的な人間の目の構造から考えます。
まず、人間の目には変化を認識することができる時間の限界があり、それはだいたい
0.05秒~0.1秒らしいです。例えばこの時間よりも短く光が点滅しても点滅していることは
感じられず、ずーっと光りっぱなしの状態に見えるということ。
確かに、家庭用電源は交流電気なので白熱電球は60Hzの地域では1秒の間に120回点滅して
いるはずですが、そんな点滅感じたこともないし、ストップウォッチの100分の1秒の数字も
はっきり捉えられず、数字が動いていることしかわかりませんよね?
ということはですね、視野の中を0.05秒で過ぎてしまえば、目に見えないということになり
ます。んー、でもこれはさすがにSF的に加速しないと難しそう…。

しかし諦めるのはまだ早い!
もう1つ、目の特性として「モノを目で追える速さの限界」というのがあります。
これ厳密には、角速度が問題になります。つまり、視野の中を移動しているものを目で
追いかけようとする時、観察者の目に対してそのモノが動いていく角度がどのくらいまで
なら認識できるか、ということです。

たとえば、時速250kmで進む新幹線を通過駅のホームで見ている時は殆ど何もわかりません
が、遠くから線路を走っている新幹線を見る時はハッキリと見えますよね?
あと、流れ星なんかもそうです。速度でいえば、「秒速」40km(時速にすると14万km/時)
というとてつもないスピードですが、目線はほぼ動かないので一瞬とはいえ普通に見えます
ね。
つまり、見ようとしているモノが目から離れていれば、目(線)を動かさないので、より速く
てもしっかり目にとまる(見える)。目から近ければ、目(線)を動かす角度が大きくなる
ため、より遅くても目にはとまらない、というわけです。

そうです!「目にもとまらぬ速さ」を考える時、なんと動いているモノのスピード自体は実は
問題ではないのです。
なんだそりゃ!じゃないですか?

人間の目の限界値としては、例えば1m先を車が通り過ぎる場合(部屋の小さな窓際に座り、
すぐ外を車が通り抜ける場面など)、たったの時速40kmで、もう目で追えず、すなわち
「目にもとまらぬ速さ」ということになるわけです。50cm先ならわずか時速20kmのスピード
です。
オリンピックの短距離走選手だと、時速35kmぐらいは出てるので、生身の人間としても十分
可能なスピードです。
「目にもとまらぬ速さで動く」方法、ちょっとずるい感じもしなくはないですが、相手
(の目)からの距離が近ければ実現可能なわけです。…ダメですかね?(笑)

なんか、どんなものでも十分な距離をおいて引いて見ればよく見えるようになる、っていう
人生哲学みたいな話になっちゃった。

※ちなみに、人間の反射神経の限界ギリギリで避けてると言われているプロボクサーのパンチ
は、実はたった時速30km程度らしいです。
なんと、ボクサーのパンチが走る人間(時速35km)よりも遅いという違和感バリバリの
事実!
それだけ近くのものは見えないということなんですねー。


  • Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/yougooffice/www/yougo2016/wp-content/themes/yougooffice/single-blog.php on line 40