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2006.10.02

色の時感|vol.46

空気が段々澄んで、夜空を見上げると
心まで透き通るようなそんな冬の気配に
少しずつ近づいてきました。
皆さん、心と体はお元気ですか?
私は乾燥に負けて風邪を引きましたが
今はすっかり元気になりました。
忙しさにかまけて運動量が減り
免疫力が低下した模様。
健康が一番、と反省しもっと運動すると
心に決めたのでありました。
ところで私は十月中旬から十一月中旬まで
「終りに見た街」の撮影をしていました。
現代の家族が戦時中にタイムスリップして
しまうお話だったのですが、
戦争について沢山考えた一月となり、
漠然とした戦争のイメージが、役を通して具体的に
私の中に入ってきました。

tae0512

あるシーンで食事が満足にとれなくて
やっととれた時、
私はわっとかき込むのかと思いました。
でも当時の経験者の方に伺うと、
次いつ食べられるかわからないから
ゆっくり無くなるまで噛み続け、
一口を飲み込むのに勇気がいったんだそうです。
この飽食の時代食べることが、歯を磨くように
当たり前に日常に組み込まれて生きてる私達からは
想像も出来ないけれど、それだけ生と死と食は
隣りあわせだったんですね。
だから自然と感謝も生まれ、
食卓を囲む事がとても大切な
家族の絆でもあったのだと思います。
私達は与えられることが当たり前になったり、
文句は言えど感謝を忘れがちになってる気がします。
生きるのは大変なことも沢山あるけれど
それでも今生きてることに感謝だし、
家族や友人がいること、食べられること健康なことに
感謝しなくちゃいけないなあと
戦争の悲惨さや悲しみを考えるのと同時に
改めて思ったのでした。

今回この作品で沢山考える時間を持てたのは
私にとってとても良かったし その上スタッフキャストの方々が本当にすばらしく、
監督においては今までの中で人としても監督としても
本当に尊敬すべき最高な方でした。
そんな素敵な出会いにも心から
感謝したいと思います。

ありがとうというと
少し自分が優しくなれた気がします。
・・・ありがとう。

又感想お聞かせ下さい。
心も体もお健やかに。。。
多江