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2018.08.23


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|その参拾弐

前回は、タイムトラベルにおける過去と未来の違いについて感覚的にお話しました。

今回は「過去へのタイムトラベルは、かなりハードルが高い」ということを感覚的に理解していきたいと思います。

 

不可避のパラドックス

科学技術的にどうこうの前に、まず一番始めに考えるのは、もし過去に行くタイムマシンが完成したとすると「重大な矛盾が起こるのではないか?」ということではないでしょうか。過去に戻った時に自分自身の存在に影響を与えてしまったら、例えば自分を産む前の母親を殺してしまったらどうなるのか、という矛盾です。
名作映画「バックトゥザフューチャー」では過去に戻った主人公が、自分を産む 前の両親に干渉してしまうことで、“自分の身体が透けてきて存在が消えそうになっていく”という演出がされていましたが、現実的に考えると、たとえ母親を殺してもその瞬間自分が幽霊のように消えてしまうとは考えにくく、ではその場にいる自分は一体どうやって生まれたことになるのか?となります。

もしくは、そこまで直結した事柄ではなくても「誰もタイムトラベルして来ていなかった世界」の延長の未来でタイムマシンが開発されて、過去に戻ってきたら、もうそこは「誰もタイムトラベルしてきていなかった世界」ではないので、そもそも過去へのタイムトラベルが成功した瞬間、そのこと自体が大きな矛盾となってしまう、ということも言えます。

“これって、科学技術的な可否の前に、概念的にあり得なくないですか?”ってなりますよね?

これは「タイムパラドックス」と呼ばれ、過去へのタイムトラベルの大きな障壁と考えられています。
が、実は、そもそも現時点では多くの物理学者は「過去に行けないことを証明する研究」をしているそうなのです。有名なホーキング博士は、“私たちの世界の秩序の大前提である「原因の後に結果が生じるという因果律」がもしも破綻してしまうと、宇宙全体が混乱に陥ってしまうため、そうならないように「(物理法則的に)何らかの抑止力が働くはずである」”という「時間順序保護説」を唱えていました。卵か鶏のどちらが先か、みたいな話ですね、、、(^^;

ここまでの話だけで、感覚的に「あ、これはもうダメそう」と思われたのではないでしょうか?さらに極め付けで加えますと、今現在まで、未来からのタイムトラベラーが1人もやって来ていないことこそが、人類のこの先の未来で、 過去へのタイムトラベルは実現できないことを証明している、と考えている人達もいます。本当は来ているけど公になっていないだけ、という考え方もあるかも知れませんが、たとえ未来の法律で禁じていたとしても、犯罪的に自分が未来からやってきたことを公表しようとするのを、100%防ぎ続けるのは無理なのではないでしょうか。

そんな訳で、「過去へのタイムトラベル」は、科学の話に一切踏み込まずとも、 ダメそうな匂いがものすごくするのでした。

 

理論的な可能性について

感覚的にダメそうな匂いはかなーりするのですが、なんと「理論的には可能である」と頼もしい発言をしている研究者たちも実はいるのです!
しかし「できるんじゃん!」と手放しで喜ぶわけにはいかない事情がありまして、、、

ここでは彼らの理論の難しい説明は(そもそも僕には無理なので)省きますが、それらには以下のようなある共通している事柄があるのです。

①前提として、今現在見つかってもいない夢の物質や夢のエネルギー、もしく はあり得ないレベルの膨大なエベルギーを必要としている。

②過去に戻るといっても、将来タイムトラベルが実現可能になったその瞬間よりも前の過去の時間には戻れない。これは、かなりクリティカルに残念な話なのですが、つまり、未来においてタイムトラベル実現の準備が全て完成して、過去へのタイムトラベルをいよいよ始めたら、その瞬間以降の未来の時間の中で、そこから経過した時間内で、過去に戻ることができる、ということなのです。な、なんとも 言えない虚しさがある内容です。

 

より現実的な難しさについて

次に、もしも過去へのタイムトラベルが理論的に可能だと完全に証明されたとして、その次に問題になるであろうことを考えてみます。おそらく現実に開発が進む中では、今現在では想像もできないような多種多様な困難が生まれるのでしょうが、今でも容易に想像できることもいくつかあります。

①まずは、日常生活では錯覚して忘れてしまっている、今私たちが置かれている状況に起因しています。
私たちは毎日自分の家で眠って起きています。昨日も1年前も同じ家の同じベッドの同じ場所で寝起きしている、と思っています。しかし、タイムトラベルではその感覚は全く通用しません。もしも自分の家からタイムマシンで昨日の自分の家に移動しようとしたら、そこには家の跡形もなく、日本ですらなく、地球からはるか離れた宇宙空間に放り出されることになります。日常ほとんど自覚していませんが、地球は太陽の周りを公転しており、その速度は時速10万km以上(約秒速30km) にもなります。1日経てば、260万kmも離れた場所にいるということです。さらに、太陽系自体も時速86万4千km(約秒速240km)で移動しており、その太陽系が含まれている銀河系すらも時速216万km(約秒速600km)で移動しているそうです。1年でも過去に移動してしまったならば、一体どれくらいの距離を隔てた場所に移動してしまうのか、計算が複雑になるのでしませんが、とにかく2度と地球には戻ってこれなそうな気がします。

 

②仮に上記の問題がクリアできたとして、さらに大きな問題が待っています。 上記の問題でもそうですが、過去へ行くということは時間の流れに逆行するということで、通常の空間移動ではなく、なにがしかの亜空間移動を伴うことになる可能性が高いと考えられています。そして、亜空間移動を終えて通常の空間に戻ってくるその瞬間、その出現場所にもし何かの物体が存在していたら、大クラッシュすることになってしまいます。どういう方法でタイムトラベルするかにも依存しますが、とにかく通常の空間移動ではないので、もしかしたら、一粒のチリですら激しい衝突エネルギーを生み出してしまうかも知れません。全く見通しのきかない出合頭に運任せで思い切り飛び込むようなものなのです。

 

さあ、理論どうこうの前に、「なんとなく過去へはタイムトラベルできなそうだな。。。」というところまでご理解いただけましたでしょうか?
そこで次回は、なんと今回お話したタイムパラドックスを解決する理論、というか考え方についてお話させて頂きたいと思います!


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