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2014.07.18


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|その拾壱

かの有名なアインシュタイン博士は言いました、
「もしミツバチが滅びれば、その4年後に人類も滅びる」と。

人類の食料の1/3は作物の受粉媒介者としてのミツバチに依存しており、その経済的価値
は年間21兆円にもなるとのこと。ミツバチがいなくなれば、作物の花は受粉することが
できず、人類は食糧難に陥るというわけです。その重要性から、動物としては人間の次に
研究されているというミツバチは、真社会性と呼ばれる高度に発達した独特のコミュニティ
を形成しています。
今回はそんなミツバチに生命進化の真理について教えてもらうことにしましょう!

仮に、もし今あなたの目の前で、3人の姪っ子と自分の娘1人が命の危険にさらされて
いるとします。
選択肢は2つのみ。
自分の娘1人を助けるか、3人の姪を助けるか。
この究極の選択とも言える問題を、感情的・人道的にではなく、『科学的』に考えると
どうなるのか?
先に答えを言うと、生物学的な正解は、『姪3人を助けること』です。
なぜか?

ミツバチ(働き蜂)の生き様にその答えはあるのです。
働き蜂ってどうして働き蜂って呼ばれてるんでしょうか?1日に13時間も働くから?
まあそれもあるとは思いますが、決定的な理由は他にあります。
通常、あらゆる生物個体は本来的に自分自身の子孫を残そうとします。それに反して、
働き蜂たちは自身の子供を残すことはせず、女王蜂を始めとする巣の他の蜂たちの世話、
巣の維持存続のためだけに、およそ30日という短い生涯を働いて費やすからです。
この働き蜂の振る舞い、普通に考えると矛盾していることがあります。
それは、Q:「自身の子供を作らない働き蜂が、どうして自然淘汰で生き残り、進化上繁栄
しているのか?」ということ。
普通に考えたら、自分の子供を残さない生き物って、絶滅すると思いませんか?
だって子供いないわけだから。実はこのQuestionの答えは、姪と娘の究極の選択の説明と
直結しているのです。
答えを考えるにあたり、まずは必要となる遺伝学の基礎の確認をしちゃいましょう!

人間を始め、有性生殖をおこなう種の多くは、二倍体(2n)の体細胞と、一倍体(1n)の
配偶子(精子、卵子)を持っています。nとは、その種に固有な遺伝子の1揃い(1セット)の
ことです。
1nの精子と1nの卵子が受精して、次世代ではまた2nの新しい命が生まれるというわけです。
つまり子供は、父親と同じ遺伝子を1/2、母親と同じ遺伝子を1/2だけ持っているということ
になります。この、同じ遺伝子を持っている確率を血縁度といいます。
あなたから見たら、父親も母親も、そして当然自分の子供も血縁度は全て1/2です。
あとで説明しますが、自分の兄弟姉妹も血縁度は1/2になります。

しかしミツバチの場合は少し特別です。
女王蜂は他の巣のオス蜂と交尾をしますが、実はオスとメスの産み分けができます。
普通に精子(1n)を利用して卵(1n)を産んだ場合には、メスの働き蜂(2n)、もしくは
次世代の女王蜂(2n)が生まれます。また、精子を利用せずに卵(1n)のみで産むことも
でき、その場合は一倍体のオス蜂(1n)が産まれます。実はこのオス蜂がかな~り重要な
ポイントになります!(働き蜂と次世代女王蜂は遺伝的には姉妹となり、それ以上の差異はありません。幼虫時にロイヤルゼリーを与えられるかどうかで、将来働き蜂となるか次世代女王蜂となるのかが決まります。)

はい、たぶん疲れたかと思いますのでこの続きは次回で!(笑)
子孫を残すということ、その認識がちょっと変わっちゃうかも知れませんが、
ご了承ください!


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