Blog

2014.01.09

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/yougooffice/www/yougo2016/wp-content/themes/yougooffice/single-blog.php on line 23
｜その七

究極のエコとも言えるであろう、歩くという移動手段。
しかし、実はそうでもない！？っていう話の続きです。

「歩くのは、1㎞移動するのに、体重1g当たり0.75カロリーのエネルギーを使う」は、
体重60kgの人なら、20km進むのに900キロカロリー消費するということです。
じゃあこの900キロカロリー、どうやって補給しますか？
はい、食べますね。しかも一般的に、人間はその辺の野鳥を捕まえて自分でさばいて食べたり
とか、海に潜って魚を獲って食べたりとかはしてないわけで、社会構造上、食材を買って調理
したり飲食店でお金を払って食べたりするわけです。

そうです、お金を払って食べている以上、そこにもエネルギー効率の換算があるのです。
1000円払って900キロカロリーのハンバーグを食べたとしましょう。そのハンバーグは、
あなたの前に提供されるまでに牧場の人とか精肉の人とか様々な人の働きによりそれに必要な
エネルギーを消費して、今1000円の値段でここにあるわけです。
それを食べれば、すなわち1000円分のエネルギー消費で20km進むという計算になります。

感覚的に思いませんか？割高だなと。

例えばエコカーと呼ばれている車だとガソリン1リットルで30~40km走ります。甘く計算しても100円で軽く20km走る計算です。車の耐用年数を10年としても、10年の間に歩いて移動し続けるのと、エコカーを購入してそれで移動するのと、最終的にどちらが効率良くなるでしょうか…？
人間の食べ物はものすごく手間のかかっている高級なエネルギー源であり、がんばって歩いて、お腹が空いてごはん食べたら結局、より多くのエネルギーを消費してしまうというトリックみたいなお話です。

じゃあ一体どうすりゃいいのか？
未来の高効率移動手段はどうなるのか？

ようやく本題な気もしますが、ズバリ、移動しないというのはどうでしょうか？
どういうことかと言うと、映画の「サロゲート」とか「マトリックス」みたいなことです。
人間の身体は移動することなく、感覚や意識だけを飛ばして移動の代用とする。これならば
ほぼ電気的な通信のエネルギーだけなので、大幅な消費エネルギーカットが期待出来ます。
移動するのって、誰かに会ったり、何かを見たり、いろいろ理由ありますが、この方法で代用出来ないことなんてそうそうないはずです。そして、そんなSFの夢みたいなこと！って思うのはもう古いかも知れません。今現在の科学力でも、実際に人間の脳からある程度の思考の読み取りと、その伝達の実験が成功しているのです。
これは、Aさんが簡単なTVゲームに反応する操作を、隣の部屋にいるBさんに電気的な通信で伝えて、画面を見ていないBさんがAさんの思ったようにゲームを操作するという実験です。これ、もうサロゲートの世界ですよね。

結局、エコを意識して歩いたり自転車移動を推進するのが良いかと思いきや、よくよく突き詰めると自分で運動するなんてお腹空きそうなことはせず、身体は家でじっと動かないのが一番環境に良いという、科学的なお話でした。
でもこれって、家にずーっといたら精神的にも肉体的にもさすがに健康に良くなさそうな
気が…(･ω･;)

※アメリカで、屋根に太陽光発電パネルを搭載したコンセプトカーが発表されました。
専用の車庫で一日太陽光で充電するだけでバッテリーが満タンになるらしいです。電気が
来てないところでも、ガソリンスタンドなくても走り続けられるということです。
すっげー！再生可能エネルギー発電→ものすごーく効率的に利用→エコでロスレスな
クリーンな移動、まあ普通に考えてまずはこっちが主流かもですねー笑。